ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で人材サービス事業を運営するヒューマンリソシア株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:御旅屋 貢、以下「当社」)は、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション※)を運用できる人材を育成する「RPAトレーニングセンター」を、現在の東京・銀座と大阪の2拠点から、2018年6月までに北海道から沖縄まで全国9拠点に拡大します。2020年度末までには、当初計画の2倍となる10,000人が同センターでRPA講座を受講すると見込んでいます。
※RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)とは、ソフトウエア型ロボットによる業務自動化の取り組みのこと。「仮想知的労働者(Digital Labor)」とも言われ、主にバックオフィスにおけるホワイトカラー業務の代行を担います。
開設予定のRPAトレーニングセンター
2018年3月8日の「高田馬場RPAトレーニングセンター」(東京都新宿区)の開設を皮切りに、「大阪RPAトレーニングセンター」の拡張、4月には「名古屋RPAトレーニングセンター」を開設します。その後も、2018年6月までに、札幌、仙台、広島、福岡、那覇に各トレーニングセンターを開設する予定です。
拠点拡大の背景
昨今の人手不足や、長時間労働削減の必要性などから、業務の「効率化」や「省力化」が課題となっており、多くの企業でRPAソリューションの導入が進んでいます。一方で、RPAの定着、そして効果を最大化させるためには、導入企業自らが操作手順をシナリオとして記録させるなど、RPAツールを使いこなせる人材の育成が重要となります。当社は、2017年10月より、NTTデータが提供するRPAツール「WinActor/WinDirector」を活用した業務の自動化・省力化サービスを提供すると同時に、NTTデータと共同で「WinActor」トレーニングカリキュラムを独自開発し、RPAを運用する人材の育成を開始しました。
2017年11月には東京・銀座、2018年1月には大阪にRPAトレーニングセンターを開設、2月からは名古屋でも公開講座を定期的に開催し、この4ヵ月間でのRPA講座申込み数は、当初の予想を大きく上回り、延べ約150社800名となりました。
また、当社がRPA講座受講者に実施したアンケートでも、参加者の91.8%が、外部委託ではなく、自社でシナリオを作成したいと回答しています(図1)。受講者からは、「手探りでシナリオ作成を学習していたが、今回の研修で、より効率的なシナリオ作成ができると思う」とのコメントをいただくなど、自社運用をより効率的に行えるRPA教育のニーズはさらに高まると考えられます。こうした市場環境を背景に、当社では、RPAトレーニングセンターを拡大するに至りました。
各センターでは、専任インストラクターによる「シナリオ作成養成講座」の開講はもちろん、シナリオ作成サポート担当を配置し、RPAの導入支援、管理者の育成、そしてスタッフ派遣によるオンサイトでのRPA活用支援まで、ワンストップでRPAを活用した生産性向上支援サービスを提供します。
ヒューマンリソシアでは、これから急速に進む労働力人口減少に向け、「人材」のご提案にとどまらず、「人材」と「テクノロジー」それぞれの得意分野を活かし、事業展開を支えるサービスの提供に取り組むことで、総合人材サービス会社として、企業そして社会の発展に寄与してまいります。
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