日本医科大学付属病院にRPAソリューションを提供し、病院事務業務の生産性向上を支援
ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で人材サービス事業を運営するヒューマンリソシア株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:御旅屋 貢、以下「当社」)は、このたび、日本医科大学付属病院(所在地:東京都文京区、以下「日医大病院」)に、RPAを活用した業務自動化サービスの提供を開始いたしました。特定機能病院へのRPA導入支援は、当社では初めてです。今後は人手不足解消や顧客サービス向上を目指す医療機関向けのサービス提供を本格的にスタートし、業務生産性の向上を支援してまいります。
【本件のポイント】
・医療機関では、人手不足による人材確保が課題
・膨大な定型事務業務をRPAが自動化し、業務生産性向上を実現
・ヒューマンリソシアが特定機能病院にRPAを導入するのは初めて
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※RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)とは、ソフトウエア型ロボットによる業務自動化の取り組みのこと。
「仮想知的労働者(Digital Labor)」とも言われ、主にバックオフィスにおけるホワイトカラー業務の代行を担います。
RPAソリューション導入の背景
医療機関では、医師や医療現場のスタッフのみならず、バックオフィスを担当する事務スタッフにおいても、慢性的な人手不足が課題となっています。さらに、働き方改革の推進や、残業時間上限規制などの取り組みからも、事務業務の効率化への取り組みは必要不可欠です。
このような中、医療機関においても、定型事務業務を自動化できるRPAへの注目は高まっています。しかしながら、電子カルテとの連携や機密性の高いパーソナルデータを扱う医療機関の特性などにより、医療業界でのRPA導入は進んでいませんでした。
日医大病院は、1910年に開院以来、高度救急医療センターの開設など、高度先進医療の提供に取り組んでいる特定機能病院です。42の診療科、877の病床を有し、日々多くの事務業務が発生しています。そこで、業務自動化による経営の効率化、職員の業務負荷軽減、そしてより良い医療サービスの提供を目指すため、RPAに着目し、導入に向けて検討を始めました。
RPA導入の概要
当社は、サービス開始後約1年間で100社以上へのRPA導入実績、人材サービス会社として持つ病院事務業務のノウハウ、そしてRPA活用に向けた研修をはじめとした業界屈指のサポート体制が評価され、日医大病院より、RPA導入パートナーとして選出されました。すでにRPAソリューション「WinActor」が導入され、医事課の一部業務でRPA活用がスタートしています。
本格導入に先立ち、2018年7月より日医大病院医事課にてRPA推進プロジェクトが始動し、RPAシナリオ作成担当者が選任されました。RPA化する業務の洗い出しとともに、RPA担当者が当社の「シナリオ作成技術者養成研修」を受講し準備を進め、9月よりトライアル導入をスタート。現在は、月次および累計の入院・外来診療データや診療科別診療費データの作成など7業務にてRPA化を実現しています。さらに保険関連データ(査定・返戻分析統計資料)作成業務においてもシナリオ作成を進めるなど、対象業務の拡大を見込んでいます。これにより、医事課のスタッフが患者の受付や会計、入退院時の手続きなど患者との接触を増やすことができ、来院される患者へのより充実したサポートの提供を目指します。
今後の展開
日医大病院では、今後もRPAの推進を計画しており、2019年度の庶務課への導入に向け、担当者の選任およびシナリオの作成を進めています。これにあたり、当社としては、引き続きの業務自動化をサポートしてまいります。
また同様に、事務業務の生産性向上を目指す他の医療機関に対しても、RPAを活用した業務自動化サービスを提供してまいります。
※「WinActor」は、NTTアドバンステクノロジ株式会社の登録商標です。
ヒューマンリソシアのRPAを活用した自動化・省力化サービス 概要
RPAソリューション「WinActor」の導入からユーザー教育、運用・定着まで、RPAを活用した業務自動化による生産性向上を支援しています。全国8カ所に設置している「RPAトレーニングセンター」での研修やシナリオ作成サポートに加え、RPA人材を育成して派遣することで、顧客企業のRPA活用を支援しています。
<本件に関するお問い合わせ>
ヒューマンリソシア株式会社 広報担当:吉田 まで
TEL:03-6894-3317
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<リリースに関するお問い合わせ>
ヒューマングループ 広報担当:外川 まで
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