国内の人材不足解消のため海外ITエンジニア1,000名体制を構築、アルメニアからの採用を強化
ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で人材サービス事業を運営するヒューマンリソシア株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:御旅屋 貢、以下「当社」)はこのたび、アルメニア共和国トップクラスの国立大学であるロシア・アルメニア大学(Russian-Armenian University、以下「ロシア・アルメニア大学」)、株式会社TalentEx (タレンテックス、本社:東京都世田谷区、代表取締役:越 陽二郎、以下「TalentEx社」)と3者間で、日本語教育およびITエンジニアとしての日本での就業支援において、協力して推進していくための覚書を締結しました。ITエンジニア育成に定評のあるアルメニアから優秀なITエンジニアの採用を強化し、日本国内のIT人材不足解消に向け、グローバルITエンジニア事業を拡大してまいります。
【本件のポイント】
・ IT教育分野でアルメニアトップクラスの、ロシア・アルメニア大学と協業
・ グループの日本語教育メソッドを活用し、IT専攻学生の日本語教育や日本での就業を支援
・ 2020年度中に1,000名体制を目指す、グローバルITエンジニア事業の採用を拡大
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背景
経済産業省が2016年に発表したIT人材不足に関する将来推計(※1)によると、2019年をピークに、国内のIT人材は減少に転じ、2030年には最大約80万人が不足するとしています。
当社では、このようなIT人材不足を解消するため、海外の優秀なITエンジニアを採用し国内企業に派遣する、「GIT(Global IT Talent)サービス」を展開しています(URL:
https://git.resocia.jp/)。独自のリクルーティングチャネルで世界中からITエンジニアを採用し、さらにグループ会社が持つ日本語教育のノウハウを活用することで、高いITスキルと日本語力双方を兼ね備えたエンジニアを派遣できることが特長です。
すでに、2019年2月現在、30を超える国より約500名のITエンジニアを採用していますが、急増する企業ニーズに応えるため、さらなるリクルーティングチャネル拡大を目指しています。そこで、伝統的に数学やIT教育に定評のある中東欧地域の中で、特にITビジネスが盛んで、IT教育にも注力しているアルメニアに着目し、このたびの協業に至りました。
※1) 2016年6月 経済産業省 「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」
概要
今回の取り組みでは、ロシア・アルメニア大学にてIT分野を専攻し、日本に関心を持つ学生に対して日本語教育を提供。卒業後は当社が採用し、ITエンジニアとして日本での就業を支援します。日本語教育で30年以上の実績を持つ当社グループ会社のノウハウを活用し、TalentEx社が現地での日本語教育と就職支援を担当、ITエンジニアとしての活躍をサポートします。
アルメニア共和国は、80年代に「旧ソ連のシリコンバレー」と称されるなどIT産業の集積地として栄え、近年においても数学やアルゴリズム教育に国を挙げて取り組んでいます。中でも首都エレバンに位置するロシア・アルメニア大学は、IT教育において国内トップクラスの大学で、特に数学・情報工学分野での教育に重点を置いていることが特長です。
また、2015年の在アルメニア日本大使館設立以降活発化している、アルメニア・日本間の文化的・人的交流の促進にも寄与してまいります。
今後の展開
当社が2018年に実施したアンケート調査(※2)では、日本で働くことに関心を持つ外国人材は多い一方、日本での生活や仕事についての情報が得られないことが、日本で就業する障壁となっていることがわかっています。そのため当社では、同様の取り組みを新たな地域に広げることで、より多くの日本や日本語に関心を持つ海外人材の来日就業を支援する計画です。エンジニアが日本でITスキルを磨き、将来的には第三国で活躍するなど活躍のフィールドを拡げていくことで、GITサービスがグローバリゼーションの一助となることを目指します。
【参考】 TalentEx(タレンテックス)社について
2013年10月、シンガポールにTalentEx Pte.Ltdを設立し、現在ではタイ・バンコク、 ロシア・カザン、 シンガポールにて外国人採用支援事業を展開。日本法人である株式会社TalentEx(タレンテックス)は、2018年9月に設立。
<本件に関するお問い合わせ>
ヒューマンリソシア株式会社 広報担当:吉田 まで
TEL:03-6894-3317
FAX:03-6846-1135
<リリースに関するお問い合わせ>
ヒューマングループ 広報担当:外川 まで
TEL:03-6846-8002
FAX:03-6846-1220