海外IT人材の採用、約6割の企業が「必要」と回答、大企業の約9割が採用に「前向き」と海外人材活用は現実的な選択肢に

[ヒューマンリソシア調査]海外ITエンジニア活用に関する実態調査 vol.2

総合人材サービス会社のヒューマンリソシア株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:高橋 哲雄、以下「当社」)は、日本企業におけるIT人材不足と海外IT人材活用の実態について、採用に携わっている500名のビジネスパーソンを対象にアンケート調査を実施しました。
 
調査結果では、海外ITエンジニアの採用が「必要」とする回答は58.8%にのぼり、IT人材不足と将来への危機感から(※1)、海外人材の活用が現実的な選択肢となりつつあることが明らかになりました。また「優秀であれば国籍は問わない」との回答は計63.0%、海外人材の採用に「前向き」との回答が大企業の89.5%にのぼり、能力やスキル重視の採用方針を打ち出す企業が増加している実態が浮き彫りとなっています。
 
※1)「IT人材不足」 大企業の約8割が実感と回答、5年後の将来、IT人材不足が拡大との予測も約6割に

本件のポイント

●海外ITエンジニアの採用が「必要」とする回答は58.8%、従業員1,000人以上の大企業では7割超に 
●「優秀であれば国籍は問わない」との回答は63.0%で、能力やスキルを重視する採用姿勢が鮮明に
●大企業の約9割が海外ITエンジニアの採用に「前向き」、海外人材活用が現実的な選択肢となりつつある実態が浮き彫りに

■海外ITエンジニアの必要性、58.8%が「必要」と回答。大企業は7割超に

勤務先において外国籍のITエンジニアを採用する必要があると思うか尋ねたところ、「とても必要」「必要だと思う」「どちらかといえば必要だと思う」の合計は58.8%となり、約6割が海外ITエンジニアの必要性を認識しています。
図1_あなたの会社は外国籍のITエンジニアを採用する必要があると思いますか
また、大企業や現場に近い層では、海外ITエンジニア採用の必要性をより強く認識していることが明らかとなりました。従業員1,000名以上の企業で計73.7%、一般社員層の計66.1%が「必要」と回答しています。
図2_あなたの会社は外国籍のITエンジニアを採用する必要があると思いますか_役職従業員規模別

■「優秀であれば国籍は問わない」との回答は63.0%

「優秀な人材を採用するにあたって、国籍にとらわれずに採用していくべき」という考えについて尋ねたところ、「非常にそう思う」と「ややそう思う」の合計は63.0%となり、国籍問わず優秀な人材を求める採用姿勢が鮮明となっています。
図3_優秀な人材を採用するにあたって、国籍にとらわれずに採用していくべきだと思いますか
なお、当社が2015年に実施した調査(※2)と比較すると、2015年調査では、「国籍問わず優秀な人材を採用すべき」が合計77.5%であったのに対し、2025年調査では、同86.6%(どちらともいえないを除き集計)に増えています。10年間で9.1ポイント上昇しており、人材採用において、スキルや経験といった能力をより重視する傾向が高まっていると言えます。
図4_優秀な人材を採用するにあたって、国籍にとらわれずに採用していくべきだと思いますか_2015年調査との比較

■大企業の約9割が海外ITエンジニアの採用に「前向き」

IT人材を採用しているもしくは採用を予定していると回答した人(n=325)に、海外ITエンジニアを採用しているかを聞いたところ、「採用しており積極採用の方針」であるとの回答が27.1%、「積極採用する方針ではないが採用している」が36.3%で、計63.4%がすでに採用していると回答しています。また「採用していないが検討している」(18.5%)を加えた計81.9%が、海外ITエンジニアの採用に「前向き」であることが明らかとなりました。また、従業員1,000人以上の大企業では、7割近い計66.2%がすでに採用をしており、海外ITエンジニアの採用に「前向き」であるとの回答は計89.5%と、約9割にのぼります。
このことから、企業はIT人材確保において、海外人材の活用を現実的にとらえ始めていることが伺えます。
図5_あなたの会社は、外国籍ITエンジニアの採用をおこなっていますか

■調査結果および当社の取り組み

サイズ小_GIT写真★_DSC1994今回の調査から、国内のIT人材不足を背景に、海外ITエンジニア活用の必要性が広く企業に認識されていることが明らかとなりました。実際に8割以上、大企業に至っては約9割が採用に前向きな姿勢を示しています。また優秀な人材を採用するために、国籍を問わず能力やスキルを重視する意向も強く表れています。
 
日本国内では、IT人材の需給ギャップが拡大しており、当社の試算(※3)では、2040年には最大73.3万人のIT人材が不足すると予測しています。当社では、海外ITエンジニアの採用・派遣に特化した「GIT(Global IT Talent)サービス」を展開し、企業のITエンジニア確保を支援しています。
 
当社は今後も、海外ITエンジニアの活用をはじめとする様々なサービス提供を通じて、企業のIT人材確保と事業成長に貢献してまいります。今後もグローバル人材の活用促進を通じて、企業のDX推進と、日本の国際競争力向上に貢献してまいります。
●サービスサイトURL: https://git.resocia.jp
 
※本調査結果に関する詳細データや、海外IT人材活用に関する取材対応も可能です。ご希望の方は下記までお問い合わせください。
 
 
※2)2015年実施のインターネット調査(自主調査)結果より(人事・労務部門のビジネスパーソン434名へのアンケート調査)
※3)2024/11/29当社発表プレスリリース ~IT人材の2040年の人材需給ギャップを独自試算~ IT人材は2040年に最大73.3万人不足と推計
 
 

調査概要 「海外ITエンジニア活用に関する実態調査」

調査期間 : 2025年3月
調査方法 : インターネット調査(自主調査)
調査対象 : 日本国内の企業で採用に携わるビジネスパーソン500名
※小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計値は100%にならない場合があります。

 

ヒューマンリソシアについて

総合人材サービス会社として、人材派遣、人材紹介、業務受託、DXソリューション事業を全国27拠点で展開しています。1988年創業以来、教育事業をバックボーンに多彩なサービスを展開するグループの総合力を活かし、「人材」に関する幅広いサービスを提供しています。
●ヒューマンリソシアWebサイト: https://resocia.jp

ヒューマングループについて 

ヒューマングループは、教育事業を中核に、人材、介護、保育、IT、美容、スポーツと多岐にわたる事業を展開し、2025年4月に創業40周年を迎えました。1985年の創業以来「為世為人(いせいいじん)」を経営理念に掲げ、各事業の強みを生かし、連携しながらシナジーを最大限に発揮する独自のビジネスモデルにより、国内340拠点以上、海外6法人8拠点のネットワークでお客様に質の高いサービスを提供しています。
●ヒューマンホールディングスWebサイト: https://www.athuman.com/
 
会社概要
ヒューマンリソシア株式会社
●代表取締役 : 高橋 哲雄
●所在地 : 東京都新宿区西新宿7-5-25 西新宿プライムスクエア1階
●資本金 : 1億円
●URL : https://resocia.jp
 
 

本件に関するお問い合わせ
ヒューマンリソシア株式会社 広報担当 吉田
E-mail: resocia-pr@athuman.com
ヒューマングループに関するお問い合わせ
ヒューマングループ 広報担当 若林、平
E-mail: kouhou@athuman.com