ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で人材サービス事業を運営するヒューマンリソシア株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役：御旅屋　貢、以下「当社」）はこのたび、コーカサス諸国の1つであるジョージアのトビリシ国立大学（Ivane Javakhishvili Tbilisi State University、以下「トビリシ国立大学」）および株式会社TalentEx（タレンテックス、本社：東京都世田谷区、代表取締役：越　陽二郎、以下「TalentEx社」）と覚書を締結し、日本をはじめとした海外での就業を希望するIT分野の学生への支援に、協力して取り組みます。まずはトビリシ国立大学にて日本語講座の開講や採用セミナーを定期開催し、海外ITエンジニアを国内企業に派遣する当社の「GITサービス」を通じて、日本で活躍する機会を提供してまいります。

【本件のポイント】 ・ジョージア有数の国立大学「トビリシ国立大学」とTalentEx社の3者間で、覚書を締結 ・トビリシ国立大学内にて日本語講座を開講し、IT学生への日本での就業機会提供において協力 ・ITエンジニア採用を強化し「GITサービス」を拡大、2019年度末に1,000名体制を目指す

 

　当社では、海外のITエンジニアを採用し国内企業に派遣する「GIT（Global IT Talent）サービス」（URL：https://gitcareer.resocia.jp/ja）を拡大しており、世界中から優秀なITエンジニアを採用しています。インドやASEAN諸国をはじめ、ヨーロッパ、北米、南米など、世界中でリクルーティング活動を展開しており、採用実績は約40カ国、700名に上ります。　

　このたび、ジョージア有数の国立大学である「トビリシ国立大学」と覚書を締結しました。日本語教育の提供などを通じて、同大学で学ぶIT分野の学生に対して、日本でITエンジニアとして活躍する機会の提供に取り組みます。また現地での活動は、ロシア・カザンに拠点を持つTalentEx社の協力を得て、3者間で推進する計画です。
 

左より、駐ジョージア日本国特命全権大使　上原忠春氏、トビリシ国立大学　副学長　Nino Okribelashvili Ph.氏、当社　取締役　GIT事業統括　入江直樹、TalentEx社　CEO　越陽二郎氏
 

　トビリシ国立大学にて、覚書締結セレモニーを執り行いました。セレモニーには、駐ジョージア日本国特命全権大使である上原忠春氏にもご参列いただき、日本およびジョージア間の交流を深める機会となりました。

 

　「今回の取り組みがビジネスの枠を超えて、日本人とジョージア人の理解が深まるきっかけになるとともに、国の未来となる若い人材の交流が生まれる契機となることを願っています。」

 

　まずは当社およびTalentEx社が、大学内での日本語講座開講を支援します。公開講座として開始し、次年度以降は、単位取得型の正式プログラムとしての開講を予定しています。またカリキュラムについては、当社グループ会社で日本語教育にて30年の実績を持つ「ヒューマンアカデミー日本語学校」のノウハウを活用します。

　日本での就業を希望する学生向けには、当社が大学内にて採用セミナーを定期開催します。卒業後は、GITサービスを通じて当社が採用し日本のIT企業に派遣することで、ITエンジニアとしての活躍の場を提供します。

▲トビリシ国立大学内でのワークショップの様子
 

　「シルクロードの経路に位置する国」として、中央アジア諸国・カスピ海地域と欧州をつなぐ回廊として知られるジョージア（旧・グルジア）は、コーカサス地方に位置する人口約400万人の国です。世界で初めて政府が土地の登録管理にブロックチェーンを活用するなど、国を挙げてIT分野の取り組みを推進していることで知られています。

 

 

　ジョージアの首都トビリシに位置する国立大学で、ジョージア最古の歴史を誇り、2万人の学生を抱える最大規模の大学です。科学技術分野においても、同国最大の科学技術研究機関として、多彩な国際研究プログラムを展開しています。

 

　当社としては、このたびの取り組みを推進することで、ジョージアの優秀なIT学生への日本での就業機会の提供ならびに、ジョージアと日本の人材・文化交流の発展に取り組んでまいります。

　また同様の取り組みを世界各国に展開し、優秀な海外ITエンジニアの採用を拡大していく計画です。高いITスキルを持つ海外エンジニアたちに日本の企業で活躍する機会を提供する「GITサービス」を拡大することで、国内のIT企業の人材ニーズに応えてまいります。

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